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オーストラリア外務省によるテロ警戒情報発出報道(2/22)に伴う注意喚起
 
【在ペナン日本国総領事館】
 
     2月22日(月)及び同23日(火)付の当地地元紙等にて、オーストラリア外務省がそのホームページ上で自国民に対し、クアラルンプール市内及び周辺地域でテロ攻撃に警戒するよう注意喚起を行ったことが報じられました。


オーストラリア外務省の注意喚起 
http://smartraveller.gov.au/countries/malaysia

1月14日にインドネシア・ジャカルタ市内中心部で発生した武装集団による爆弾・銃撃事件の発生後、マレーシアでは観光地や繁華街において軍や警察が合同でパトロールを実施したり、イスラム過激派構成員を相次いで摘発するなど、テロの未然防止に向けた各種対策を講じています。マレーシアでは2013年2月以降、テロ関連容疑で150人以上が逮捕されたことが報じられているほか、今年に入り、以下のような事件が報じられています。

〇 1月11日、ケダ州スンガイペタニ所在の大型商業施設においてISIL支援者を自称する少年(宗教学校学生、16歳) がナイフを女性に突きつけた事案(幸い女性は無傷)

〇 1月15日、ISILと関係を持つ男(いわゆる「ローンウルフ」)が、ナイフによる無差別テロを企図していた容疑で、クア ラルンプール市内中心部において逮捕された事案。同人は逮捕時、ナイフとISIL関連文書、旗を所持し、ブキッ・ビンタン地区にある歓楽施設でテロを実行する予定であったと報道されています。

現時点において、テロに関する具体的な脅威は伝えられておりませんが、上記事案が示すとおり、大規模商業施設や観光地、欧米人が多数生活する地域や欧米人がよく見かけられる繁華街等は、テロの標的とされる可能性があります。

在留邦人の皆様をはじめ、観光など短期滞在中の皆様におかれましては、下記の事項を参考に、テロ攻撃に対する「警戒心」を常に保持していただくとともに、万一、不測の事態が発生した場合には、どのように行動するか善後策を検討し、必要な対策を取ることを心がけていただきますよう、お願い致します。

 
1. テロ被害を受けないための事前対策
  (1) 基本事項
  ア 危ない国、場所、時間帯を避ける。
イ 情報収集
      マレーシアを含む海外への渡航・滞在にあたっては、外務省海外安全ホームページや渡航先を管轄する在外公館のホームページ等を参照いただき、最新の渡航情報を必ず確認するようにお願いします。 

〇  マレーシアにおける渡航情報(危険情報)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=017#ad-image-0
〇   渡航情報(危険情報)とは 
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/gaiyo.html

ウ  在留届や「たびレジ」に登録する
     当地に長期滞在される方は、正確な在留届出情報の更新をお願い致します。
短期で海外旅行や海外出張される方は、旅行日程・滞在先・連絡先などを登録すると、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、いざという時の緊急連絡などが受け取れる『たびレジ』というシステムを運用致しておりますので、海外旅行(滞在予定期間が3ヶ月未満で、在留届を提出されていない方を含む。)や海外出張を予定されている方は、是非ご登録ください。

〇  『在留届』に関するご案内
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/
〇  『たびレジ』登録
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

  (2) 確認・習慣
  ア いつどこで発生するかもしれないという危機意識の保持
      特に凶器として刃物を使用したテロはいつでも、どこでも、誰でも、実行でき、音も発生しないため周囲の       人々が気付きにくい。 
イ 閉じた空間(宿泊先やレストラン、会場)では利用時に非常口や退避ルートを確認する。
ウ 人混みを避け、防御壁になるものを見つける習慣をつける。
エ レストランでは、オープンスペースや出入口付近、ガラス戸近くを避け、奥の壁際か柱の近くに席をとる。

  (3) 服装
  ア 目立つ服装や行動、目立つ車の利用を避ける。
イ イヤホン等で音楽を聴くなどして、外部の音を遮断しない。
ウ 避難しやすい、露出の少ない服装を着用。
     (ハイヒール、サンダル、半ズボンは高リスク)
   
  (4) リスクの高い場所に立ち寄らない、通行しない、滞在は短く
  ア 宗教関連施設、軍・警察施設、欧米関連施設にはなるべく近づかない。
イ ガラスを多く使用した建物にはなるべく近づかない。
ウ  人が多く集まる場所にいる時間をできるだけ短くする。
     (空港のチェクインカウンター、ホテルのロビー等)
エ 大きな荷物、不自然な厚着、不審者、不審物には近づかない。
   
2. テロに遭遇した場合の対処方法
  (1) 一般的な留意事項
 
ア  直ちに伏せる。
イ  頑丈な物陰に隠れる。
ウ  できるだけ速やかに現場から離れ、近寄らない。爆弾テロの場合、1回目の爆発の後、人が集まったところで        2回目の爆発を行うなど、複数の爆弾が仕掛けられている事がある。また、銃乱射の場合、大量殺戮が目的       .であるため、弾薬が尽きるまで乱射が続けられる。
エ 避難する時間がない、または襲撃対象となりうる場合は隠れる。
オ 群衆パニックに巻き込まれない。将棋倒しによる圧死の可能性がある。
カ 現場から逃げることができたら、身体に異常がないか確認する。
   
  (2) 爆弾テロの場合
  ア  カバン等で頭部を保護し、姿勢を低くして爆発時点から離れる。
イ    爆発に遭遇した瞬間は、肺の損傷を防ぐため「少し口を開け」、目と鼓膜を損傷を避けるため「目と耳を塞             ぐ」。
   
  (3) 銃撃事件の場合
  ア  低い姿勢でジグザグに逃げる。
イ  ガラス窓から離れて逃げる。
ウ  不用意に動くと狙い撃ちされるので、叫ばない、目立たない。
エ  防御物となる硬い物体を探す。
 

 
在ペナン日本国総領事館
Tel:04-226-3030 Fax:04-226-1030