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ペナン安全情報(平成27年11月30日更新)
ペナン州ガーニードライブ付近のコンドミニアムにおいて空き巣被害が発生
 
【在ペナン日本国総領事館】
 
【事案の概要】
         
     11月23日(月)午後0時から午後3時頃までの間、ペナン州ガーニードライブ付近のコンドミニアムにおいて、邦人被害の空き巣事件(家人外出中)が発生しました。
      犯人はグリル戸を合い鍵または特殊工具を使用するなどして解錠後、玄関戸の鍵を破壊して侵入、部屋中を物色の上、引き出しに収めてあった現金や腕時計を窃取しています。
      同コンドミニアムでは、同じ日に少なくとも5件の空き巣被害が連続発生し、防犯カメラには、不審な華人系男性3人組が写っていたようです。またこのコンドミニアムで犯行当日、不審な訪問者が確認されており、ベルを鳴らされた家人が玄関から出ると「ウォーターサーバーのサービスの件です。」「家を間違った。」と言い、犯人グループによる在宅確認と思われる行動が確認されております。
      警察によると、最近同様の手口(高級家電等には手を出さず、現金や貴金属のみを窃取し、車のナンバーを偽装し、犯人グループは変装)が近隣コンドミニアムで発生し、犯人検挙には至っていないようです。今後も同様の手口による空き巣被害が連続発生する可能性がありますので、以下の事項を参考の上、防犯対策にご配慮ください。
 
【被害防止のためのアドバイス】
1.
隣家・上下階の入居状況と自宅周辺の確認
  隣家が空き家であったり、ベランダ沿いの平行移動あるいは上下階から配水管や壁などを伝っての垂直方向の移動が可能な構造となっていないか確認をお願い致します。もし、そのような構造が確認できた箇所は、常に施錠しておくことをお勧め致します。
   
2.
施錠設備の確認
  出入口の施錠設備について、自分が犯人になったつもりで観察してみてください。犯人は、侵入に時間がかかることを嫌がります。十分な強度があるか、簡単に解(開)錠できる作りとなっていないか、施錠部分に外部から手が届く状態になっていないかなど、再点検することをお勧めします。また点検・鍵の取り替え等に当たっては、以下の点にもご配慮ください。
  ○ ワンドアツーロック
    2カ所以上の施錠設備を設けると、防犯上効果があることがわかっています。
  ○ 耐ピッキング・バンピング錠
     南京錠よりシリンダー錠の方が構造上、破壊には強いと言えますが、ピッキングやバンピングという特殊工具        を使用した解錠手口がありますので、シリンダー錠を新たに設置するなら、高い位置に設置するほか、ピッキン    グ・バンピング耐性のある錠前とすれば、防犯効果をがあることは言うまでもありません。
  ○ 丈夫な南京錠
     南京錠については、過去の空き巣事例で、ボルトクリッパーで切断された事例が多く報告されていることから、    U字部分がより太く、頑丈な金属で出来たものが理想的です。あまり出費もかかりませんし、前住居人も同じ南    京錠を使用していた可能性があるようでしたら、合い鍵を持っている可能性もありますので、丈夫な南京へ取 り    替えることをお勧め致します。
   
3.
防犯グッズの活用
  犯人も姿を見られたり、周囲に悟られることを恐れています。次のような防犯グッズも被害防止に効果的です。
  ○ 玄関扉付近に防犯カメラまたはそのダミー、センサーライトを取り付ける。
  ○ 玄関格子戸や玄関扉に防犯ブザーを取り付ける。
  戸を開けるとブザーが鳴動する装置やダミーの防犯カメラについては、DIY等の量販店において入手可能です。センサーライトについては、照明器具専門店で入手可能です。
   
4.
短時間の外出といえども、全てのドアと窓を施錠する
  ゴミ捨て等の短時間といえども、全て窓を閉め、ドアもきちんと施錠してください。繰り返しになりますが、犯人は侵入に時間がかかることを嫌がります。
   
5.
貴重品の保管場所に対する工夫
  自宅には多額の現金を置かないことをお勧めします。また、万が一被害に遭った場合を考えた場合、現金や貴重品は一カ所にまとめて保管するより分散して保管することをお勧めします。
   
6.
在室を装うことも被害防止には効果的
  空き巣は家人の外出状況等を確認します。在室を装うためには次のような事項が考えられますので、ご検討ください。
  ○ ラジオやテレビをつけたままにしておく。
  ○ 玄関に靴を多めに置いておく。
  ○ 夜間の外出時は、カーテンを閉めて室内の電灯を点灯したままにしておく。
   
7.
長期不在時の対策
  長期の不在予定(旅行や一時帰国等)は、ごく親しい者以外に話さない、悟られないことも重要です。(コンドミニアムに出入りする警備員、清掃業者等の関係者が犯罪グループと通じている可能性もあります。)特に旅行へ出かける際は、スーツケースなどを持って出かけることから、その様子を第三者に見られると、長期不在を悟られる材料となり得ます。旅行などに出かける際は、このような点にもご配慮ください。
   
8.
コンドミニアムの管理事務所に対する警備強化依頼
  コンドミニアムの管理を行っている管理事務所に対してコンドミニアムに出入りする者の
チェック強化や敷地内のパトロール等の警備強化を依頼してください。また、コンドミニアム内でおかしい行動(玄関をのぞき込んでいる、辺りの様子をうかがっている等)をしている者を見かけた場合は、管理事務所や警備員に通報してください。
   
9.
空き巣犯と遭遇した場合の対応
  万が一、在宅中に空き巣犯人が侵入して遭遇した場合には、無理な抵抗はしないでください。犯人は複数である可能性も高く、また、逃走するために危害を加えてくることもあります。犯人の顔等の特徴を覚え、直ちに警察、コンドミニアムの管理事務所や警備員に通報してください。
 
☆   万が一、犯罪被害に遭ってしまったら、在留邦人の皆様や旅行者の皆様の安全な滞在のためにも、在ペナン日本国総領事館のメールアドレス(cgjp@pe.mofa.go.jp)又は電話にて情報をお寄せいただくようお願い申し上げます。
 
在ペナン日本国総領事館
Tel:04-226-3030 Fax:04-226-1030