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ペナン安全情報(平成25年11月13日更新)
ペナン州ケラワイ通り沿いのコンドミニアムにおいて空き巣被害が発生
 
【在ペナン日本国総領事館】
【事案の概要】
〇  11月1日(金)午前7時15分~午後7時30分頃までの間、ペナン州ケラワイ通り沿いのコンドミニアムにおいて、邦人被害の空き巣事件(家人外出中)が発生しました。
    犯人は、部屋中を荒らすことなく、テーブルに置いてあった現金と、引き出しに収めてあった財布から現金のみを抜き取り、逃走しています。
   被害者の方の話では、事件発覚当時、玄関格子戸及び玄関扉ともに施錠されたままになっていたものの、洗濯物干場の格子戸とその扉には鍵がかかっていなかったそうです。(洗濯物干場の施錠の有無については記憶が定かではないとのこと。)なお、この洗濯物干場は、通路には面しておらず、塀を跳び越えて飛び移らなければならない場所に位置し、被害者宅が高層階にある点を考慮すると、侵入箇所としては危険な場所であると考えられます。一方、玄関戸一式は施錠されていたものの、入居時に南京錠等の取り替えを行っておらず、前入居者等が合い鍵を使用して侵入したことも拭えない状況にあったそうです。
   また、被害者の方によると、同じコンドミニアムで他にも2件ほど同様の被害があったそうです。なお、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、今月に入り、コンドミニアムや雑居ビル、ショッピングモールにおいて、警備会社の変更や警備員数の減少が確認されています。10月23日から今月1日にかけ、警備員が配置先で行った事件3件(銀行強盗殺人事件、宝石店における強盗事件、電器店における窃盗事件)を受け、関係当局が厳しい取締りを開始したことがその原因と推察されますが、警備会社の変更や警備員の減少は、安全対策に少なからず影響を及ぼすことが懸念されます。さらに、空き巣事件といった手口犯は、連続発生する可能性もありますので、十分な安全対策が必要です。
 
【被害防止のためのアドバイス】
〇 防犯体制の確認
      隣家が空き家であったり、ベランダ沿いの平行移動あるいは上下階から配水管や壁などを伝っての垂直方向の移動が可能な構造となっていないか確認をお願い致します。もし、そのような構造が確認できた箇所は、常に施錠しておくことをお勧め致します。
 
〇 施錠設備の確認
      出入口の施錠設備について、自分が犯人になったつもりで観察してみてください。十分な強度があるか、簡単に解(開)錠できる作りとなっていないか、施錠部分に外部から手が届く状態になっていないかなど、再点検することをお勧めします。
     また、賃貸物件にお住まいの方については、入居時における鍵の取り替え状況について確認されることをお勧めします。玄関格子戸に南京錠を施錠するお宅の場合、大きな出費はかかりませんので、入居時に従前の鍵をそのまま使用されている場合や鍵の強度に疑問がある場合、新品に取り替えることをお勧め致します。南京錠については、過去の空き巣事例で、ボルトクリッパーで切断された事例が多く報告されています。U字部分がより太く、頑丈な金属で出来たもの、鍵穴がピッキングされにくい構造の鍵を選択されることをお勧め致します。
 
〇 防犯グッズの活用
     犯人も姿を見られたり、周囲に悟られることを恐れています。次のような防犯グッズも被害防止に効果的です。
      ・ 玄関扉付近に防犯カメラまたはそのダミー、センサーライトを取り付ける。
      ・ 玄関格子戸や玄関扉に防犯ブザーを取り付ける。
        戸を開けるとブザーが鳴動する装置やダミーの防犯カメラについては、DIY等の量販店において入手可能です。
        センサーライトについては、照明器具専門店で入手可能です。
 
〇 短時間の外出といえども、全てのドアと窓を施錠する。
     空き巣は家人の外出状況等を見ています。例え、ゴミ捨て等の短時間といえども、全て窓を閉め、ドアもきちんと施錠してください。特に旅行へ出かける際は、スーツケースなどを持って出かけることから、その様子を第三者に見られると、長期不在を悟られる材料となり得ます。旅行などに出かける際は、このような点にもご配慮ください。
 
〇 貴重品の保管場所に対する工夫
     自宅には多額の現金を置かないことをお勧めします。また、万が一被害に遭った場合を考えた場合、現金や貴重品は一カ所にまとめて保管するより分散して保管することをお勧めします。
 
〇 在室を装うことも被害防止には効果的
     在室を装うためには次のような事項が考えられますので、ご検討ください。
       ・ラジオやテレビをつけたままにしておく。
       ・玄関に靴を多めに置いておく。
       ・夜間や長期間の外出時は、カーテンを閉めて室内の電灯を点灯したままにしておく。
  また、長期の不在予定(旅行や一時帰国等)は、ごく親しい者以外に話さないことも重要です。(空き巣等の犯罪グループと通じている例もあります。)
 
〇 コンドミニアムの管理事務所に対する警備強化依頼
     コンドミニアムの管理を行っている管理事務所に対してコンドミニアムに出入りする者の
チェック強化や敷地内のパトロール等の警備強化を依頼してください。
     また、コンドミニアム内でおかしい行動(玄関をのぞき込んでいる、辺りの様子をうかがっている等)をしている者を見かけた場合は、管理事務所や警備員に通報してください。
 
〇 空き巣犯と遭遇した場合の対応
     万が一、在宅中に空き巣犯人が侵入して遭遇した場合には、無理な抵抗はしないでください。
     犯人は複数である可能性も高く、また、逃走するために危害を加えてくることもあります。
     犯人の顔等の特徴を覚え、直ちに警察、コンドミニアムの管理事務所や警備員に通報してください。
 
☆ 万が一、犯罪被害に遭ってしまったら、在留邦人の皆様や旅行者の皆様の安全な滞在のためにも、在ペナン日本国総領事館のメールアドレス(cgjp@pe.mofa.go.jp)又は電話、FAXにて情報をお寄せいただくようお願い申し上げます。
 
在ペナン日本国総領事館
Tel:04-226-3030 Fax:04-226-1030