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ヘイズ(煙害)悪化に伴う注意喚起
 
【在ペナン日本国総領事館】
 
1 ヘイズとは
インドネシアのスマトラ島やカリマンタン島における焼畑農業や山火事に起因する煙、排気ガスなどに含まれる微粒子が原因となって起こる大気汚染の一種です。ヘイズは4月から10月にかけて悪化し、汚染された大気は南西モンスーンによって隣国のシンガポールやマレーシアを覆い、健康被害が懸念されるようになります。
 
2 大気汚染指数
マレーシア全土でヘイズ被害が悪化してきており、場所によってはAPI(Air Pollutant Index) の数値が危険とされる300を超えるところも出てきています。
(参考:API(大気汚染指数)に対する状態)
0- 50 問題なし 
51-100 やや不健康
101-200 不健康
201-300 大変不健康
>301 危険

マレーシア政府としては、APIが300を超えた地域では学校の閉鎖措置を勧奨しているようです。なお、ヘイズに関する政府当局の情報については下記アドレスをご参 照ください。

http://www.doe.gov.my/apims/index.php

一日3回、7時、11時、17時の時点の数値が1~2時間遅れで発表されておりますが、同サイトはアクセス集中によりつながりづらくなる事もあるようです。
 
3 予想される健康被害
APIの数値が高ければ高いほど、健康に及ぼす被害が大きいとされていますが、外出時間や喫煙習慣、年齢や個々の健康状態等にも影響され、以下のよう被害が考えられます。
  〇 呼吸困難
  〇 上気道炎(感染などによる鼻腔炎や咽喉炎)
  〇 心臓発作
  〇 鼻腔や喉の違和感(ムズムズ、イガイガ感)
  〇 皮膚のかゆみ
 
特に、お年寄りや子ども、喘息や気管支炎などの呼吸器障害や心疾患、アレルギーをお持ちの方、喫煙者は体調を悪化させる可能性がありますのでご注意ください。
 
4 ヘイズによる健康被害を減らすためには
次のような対策がマレーシア政府当局から推奨されております。
 〇 外出や屋外での活動を減らす。
 〇  外出時にはマスクを着用し、うがい・手洗い・洗顔に努める。
 〇  室内環境の整備(エアコンのフィルター清掃、床の拭き掃除など)
 〇  喫煙を控える。
 〇 症状があれば、医療機関での診察を受ける
   
在留邦人の皆様におかれましては、今後もAPIをはじめとするヘイズ関連情報やご自身・ご家族の体調にご留意いただき、必要に応じた対策を取られますようお願い致します。
 
在ペナン日本国総領事館
Tel:04-226-3030 Fax:04-226-1030