町田総領事のペラ州訪問
令和7年10月8日
10月7日、町田総領事は、ペラ州イポー市に出張し、サンウェイ・カレッジイポー校を訪問しました。同校(2年制)は「Sunway City Ipoh」の中にあり、タンスリ・チア(Tan Sri Dato’Seri Sir Dr. Jeffery Cheah)が50年前に設立し発展させてきたサンウェイ・グループの学校部門に当たります。ビジネス、会計、アート・デザイン、観光(Hospitality)のコースがあり、卒業生の多くはKLのサンウェイ大学に進学するとのことです。この後、サンウェイ・シティにおけるテーマ・パークを訪問し、最後に、自然の洞窟や温泉を活用した「バンジャラン・ホットスプリング・リトリート」を拝見しました。学生交流を含む意見交換をするためにサンウェイ・カレッジを訪問したところが、イポー市における「サンウェイ・エコシステム」を視察することになったわけです。意外な結果ではありますが、KLやジョホール偏重が見られるマレーシアにおいて、イポーという地方都市の地盤沈下・人材流出を防ぐ取り組みとして大変興味深いものと感じました。
また、8日、町田総領事は、トゥンク・アブドル・ラーマン大学(Universiti Tunku Abdul Rahman)を訪問し、Ir Professor Dato’Dr Ewe Hon Tat校長等との間で種々意見交換しました。2018年以降総領事(館)からの訪問がなく久しぶりの交流復活です。2002年設立の新しいものの勢いのある私立総合大学であり、日本との大学の提携関係や外国語科目としての日本語学習も盛んであり、総領事館としても協力可能性がありそうです。同日は続いて、トゥンク・アブドル・ラーマン・ビジネステクノロジー大学(Tunku Abdul Rahman University of Management and Technology:TAR USM)ペラ分校に訪問し、Dr.Joanne Yim Sau Ching分校長等と意見交換しました。1969年にカレッジとして設立され、その後、ユニバーシティ・カレッジへの昇格を経て3年前に正式に大学となった新しい大学です。マレーシアで32,000名の学生を抱えるTAR USMには、キッチンを備えた観光学部や日本語のコースもあり、総領事館としても協力の可能性がありそうです。